メンバーインタビュー:水野たまご

2018/12/12

メンバーインタビュー:水野たまご

──全員が個性的な名前のSAKA-SAMAですけど、「水野たまご」という名前も非常に印象的ですね(笑)。

 

水野たまご(以下、たまご) : アルバイトしているカフェでのあだ名が「たまご」なんです。その理由はたまごが好きだからなんですけど(笑)、高校の時も先輩から「たまごちゃん」って呼ばれていたくらいたまごが好きで。お母さんが作るたまご焼きが保育園のころから大好きなんです。

 

──今は学生さんですか?

 

たまご : 今年の9月に大学を辞めました。

 

──それはSAKA-SAMAに専念するため?

 

たまご : それもあるし、勉強したいと思って大学に入ったんですけど、勉強があまり得意じゃなくて……。

 

──ちなみに何の勉強をしていたんですか?

 

たまご : 人文学部の人間関係学科です。コミュニケーション。

 

 

──大学を辞めて気持ちが楽になったところもある?

 

たまご : すごく楽になりました。本当にやりたいことをやろうと決めたのが今年の5月くらいで、いまはSAKA-SAMA中心の生活です。あとはアルバイト。

 

──そんなたまごさんのことを遡って聞いていきたいんですけど、ご出身は?

 

たまご : 神奈川県の川崎です。中学校1年生の時に東京に来て、それからはずっと東京で暮らしています。

 

──川崎ってヤンキー文化というか、ヒップホップも盛んだったりしますよね。

 

たまご : 中学校とかは荒れていて。ドラマで観るような不良の方が先生にホースで水をかけたり、廊下をバイクで走ったり。それが日常の光景だったので、すごいなあと思いながら、怖いから私はただ隠れて見ていました(笑)。

 

──すごい環境ですね(笑)。どんな子どもだったと言われることが多いですか?

 

たまご : 常に泣いていたって言われます。お母さんのことが大好きなんですけど、1人になれなくてお母さんがいないとずっと泣いていました。

 

──習い事はしていましたか?

 

たまご : 小学校1年生からずっと器械体操を習っていました。側転とかぐるんと回ったりする技をやっていて。でも、球技とかは本当に下手で……。高校のときバスケの授業でパスをもらって骨折したこともあります。剥離骨折でした。

 

──ええ?!

 

たまご : ダンスも本当は苦手なんですけど、器械体操だけできる感じでした。

 

──どうして器械体操を習うことにしたんでしょう?

 

たまご : 自分からやりたいって言ったらしいです。ちっちゃい時から身体が柔らかい方で、友だちが手を組んだまま体を通すのをやっているのを見て、自分でもやってみたら簡単にできて。それて、私向いているかもと思って始めました(笑)。

 

──どのくらいの期間やっていたんですか?

 

たまご : 小学校1年生から中学校1年生の冬までやって、高校1年生でまた体操部に入りました。いかに綺麗に見せられるかを研究していました。今はできないけどバク転とかもやっていました。

 

 

──学校生活では友だちは多いほうでした?

 

たまご : あまりいなかったと思う。小学校も中学校も高校も友だちは少しだけ。

 

──逆に仲良い友だちがいた?

 

たまご :いました。つい最近も、中学校の時から仲良い子とご飯を食べに行きました。仲良くなるのは静かな感じの子ですね。クラスのカーストで上の方ではなかったんですけど、高校生のとき体操部に入って、私を含めて7人の女子がいたんです。みんなカーストの最上級の子たちだったから、陰キャじゃなくて陽キャみたいになっちゃった。

 

──たまごさんもつられて陽キャになった、と(笑)。

 

たまご : つられたというか、ずっと7人で一緒だったんですよ。みんなチャラい感じだったけど、7人が好きだったし部活は楽しかったです。彼女たちは授業を抜け出したりもしていたんですけど…… 私もちょっとそういうこともしたけど(笑)、基本は真面目でした。頭はよくないけど。

 

──(笑)。たまごさんには、真面目でいたいっていう気持ちがある?

 

たまご : 真面目でいたかったです。学校に遅刻したこともなくて。ちっちゃい時からルールに縛られがちなのかもしれないけど、学校に早く来て授業はちゃんと受けて帰るっていう生活を、普通に無意識で送っていました。

 

──僕も小・中と1回も学校を休まなかったので気持ちはわかる気がします。

 

たまご : 一緒です!! 高校の時に1回だけ具合が悪くなって早退したんですけど、それ以外、小・中・高、全部皆勤賞です。休むっていう考えがなかったです。当たり前だと思って行っていました。

 

──部活で陽キャの子たちと一緒にいたら、自分も目立ちたいと思うような気もしますけどね。

 

たまご : 全然思わなかったです。空気のような感じがよかった。高校3年生の文化祭で、クラスで劇をやらなきゃいけなくて。そのときは、なんでか分からないけど主役になっちゃって、困りました(笑)。

 

──それは、どういう劇だったんですか?

 

たまご : 「パコと魔法の絵本」です。私は7歳くらいの役(笑)。先生がすごい熱心な人で、舞台に立って演技するのも、みんなが観てくれているのも楽しいなって、その時に思ったかもしれない。楽しかったです。

 

──体操もそうですけど、目の前のことに集中して全力でやるタイプなんですね。

 

たまご : はい、集中します。舞台はちょっと緊張しちゃってたかもしれないけど、体操の場合はテンションがあって。今いけるノリになった時にグルンってかっこよく決められるんです。

 

 

──そんなたまごさんがアイドルに興味を持ったきっかけは?

 

たまご : 友だちがアイドル好きで、私はむしろアイドルが嫌いだったんですよ。かわいいだけじゃんとか思っていたんですけど、高校1年生のときにアイドル好きな子から、MVとかメイキングを毎日のように放課後に観せられて。いつのまにかどんどん気になってきちゃって。乃木坂さんの「制服のマネキン」、「気付いたら片想い」を観たり、物語風のMVを観たりしているうちに興味が湧いて。家に帰って調べたりしていたらほとんど全部のMVを観て、かわいい子もいるなあと思って調べて、どんどん好きになっていました(笑)。

 

──最初は好きじゃなかったのに、いつの間にか気持ちが逆転していたと(笑)。

 

たまご :レッスンとかも本当にきつそうだし、精神的に辛いこともあるだろうし、でもお客さんたちに元気を与えているのがすごいなと思って憧れを持つようになりました。

 

──きっかけは乃木坂さん?

 

たまご : きっかけは乃木坂さんなんですけど、アイドルが気になり始めたタイミングで欅坂が結成して。最初から動向を知れているから余計気になるし、かわいいし輝いて見えたんです。それで1番最初のお見立て会っていうイベントに応募したらたまたま当たって。まんまとハマって1人で行っちゃいました(笑)。推しメンを決めて握手するっていう機会があったので、つい最近卒業しちゃった志田愛佳さんと握手しました。

 

──いま、たまごさんが憧れている子はいるんですか?

 

たまご : 今は小林由依さんが好きです。大人しいけどすごく芯があって、アイドルという仕事をちゃんとしている。ギターもできるし、スタイルもいいし、歌も上手。でも努力を怠らない。あと、ブログがすごくおもしろかったり、全部に手を抜いてないから、すごいなと思うし、かわいいし大好きです。

 

──自分もそうなりたい気持ちはある?

 

たまご : 小林由依さんになりたい訳じゃないけど、見習いたいところはたくさんあります。手を抜かないところとか、お客さんを第一に考えているところとか。ちゃんとしているところがいいなって。

 

──アイドルが好きになってから、自分もステージに立ちたいという気持ちが出てきたんですね。

 

たまご : きっと辛いこともあるだろうけど、それ以上に楽しいだろうなと思ったんです。あと、今しかできないだろうと思って、坂道のオーディションも受けました。つい最近の坂道合同オーディションも受けたけど全落ちで(笑)。

 

──SAKA-SAMAを知ったきっかけはなんだったんでしょう?

 

たまご : アルバイト先のカフェで、地下アイドルの子が働いていたんです。いつの間にかその子のことをすごく好きになって追いかけていたら、SAKA-SAMAと対バンすることがあって。そこで知りました。それまで地下アイドルのことはほぼ知らない状態だったんですけど、その子がとにかくかわいいなと思って知っていったんです。

 

──なんでそこまで好きになったんでしょうね。

 

たまご : 最初に出会ったのが、アイドルとしてのその子じゃなくて、オフのときのその子で。メイクをしているところとか、寝ていたり、携帯をいじったり、ご飯を食べたりしているところを間近で見て、かわいいなと思いました。店長さんがたまにテレビで動画を流したりするんですよけど、そこで彼女のアイドル姿を観たらギャップがすごくて。ヘドバンもするし、すごい! って思って。観に行きたいなと思って行ってみたら本当に圧倒されて、その世界に引き込まれてさらに大好きになりました。歌詞もその子が書いていて。何を思って今歌っているんだろうなとか考えながら聴いていました。私と同い年だし、すごいですよね。人間としても大好きです。

 

──最初に思っていたイメージから、アイドルの印象が一気に変わりましたね。

 

たまご : アイドルってすごいなと思いました。人それぞれ思っていることが違うし、目指しているものも違うけど、それぞれ輝いているのってすごいなって。

 

──そこから、たまごさんがSAKA-SAMAに入ることになったのは?

 

たまご : ほぼ毎日アルバイトで出勤していたんですけど、瀬戸まーなちゃんも一緒のカフェで働いていたんです。そのとき、運営さんがちょくちょくまーなと一緒に来たりしていたので、私も普通に飲み物を出したりしていて。そしたら「SAKA-SAMAでやってみない?」って言ってくれて。その時、私は坂道のオーディションの二次審査で落ちてしまっていて。もちろんそっちに落ちたから入った訳じゃないんですけど、人生で1回、アイドルっていうものを経験したいなと思ってSAKA-SAMAに入りました。

 

──初めてSAKA-SAMAを観た時の印象ってどんな感じだったんでしょう。

 

たまご : 最初に観たのが好きなアイドルと対バンしていた時で、一緒に行っていた友だちに、すごいファンサービスをしてくれたんです。メンバーがステージから降りて、目の前まで近づいて来てくれて。「すごいアイドルだ!」と思ったのが1番の印象です(笑)。まーながお披露目された時のライヴも観ているんですけど、「わんわん」って曲が可愛くて、かわいいグループなんだなってその時は思いました。

 

──運営さんから誘われて、すぐに入る決断はできたんですか?

 

たまご : たくさん悩みましたけど、入ることに決めました。入ることが決まってから、お披露目ライヴまでは22日くらいしかなかったんですけど、早く振りを覚えないとと思って、一緒に振りを練習させてもらったり、歌詞を自分で確認したり、とにかく必死でした。ダンスも歌もすごく下手だし、練習の時間もあまりなかったから、お披露目ライヴに間に合うよう急いで練習しました。

 

──人生の中でも、たまごさんにとって大きな決断だったんですね。今振り返ってみて、お披露目ライヴはどうでしたか?

 

たまご : 私、声が枯れやすいんですけど、実際声が枯れちゃって。口パクだったので、それが悔しいなって思っていました。

 

──そこから本格的に活動が始まって3ヶ月くらい経ちました。自分がアイドルとして活動している日々、どんなことを考えたりしますか?

 

たまご : 最初はやりたいことができて幸せという気持ちで、今もやりたいことができて幸せだと思っているんですけど、少なからず自分のお客さんがついてくれたから、その人たちのために最高のライヴをしたいなっていう考えになってきました。私きっかけでSAKA-SAMAを知ってくれる人もいるので、SAKA-SAMAの役にもっと立ちたいなって思います。

 

 

──ファンの人は、たまごさんのどんなところが好きって言ってくれることが多いんですか?

 

たまご : 笑顔がいいねって言ってくれます。あと、素直だねって。褒めているかは分からないけど、そう言ってくれます(笑)。

 

──褒めてくれているんだと思いますよ。これから先、SAKA-SAMAを通してやってみたいこととかありますか?

 

たまご : SAKA-SAMAカフェをやりたい!

 

──SAKA-SAMAカフェ?

 

たまご : まーなはタピオカを作って、ましちゃんは駄菓子屋さんを開く。ミーちゃんは餃子を焼いて、つつみはなんかいろいろ包んであげたりする。ここねんはコーラを売ります。まひるんはなんだろうなあ…、甘酒?

 

──偏りがすごいカフェですね(笑)。たまごさんは?

 

たまご : 私は、たまご焼きを作ります! こういう質問に答える時、大きいところでライヴをしたいとか言うのかもしれないですけど、私はカフェがやりたい。お客さんとゆったりお話できるから。のんびり平和なカフェができたらいいなって思います。

 

──これからSAKA-SAMAをどんなグループにしていきたいと思いますか?

 

たまご : 1人1人すごく個性があるんですけど、7人いてこそのSAKA-SAMAと思ってもらいたくて。様々な個性があるからこそ、かわいい曲だったり、かっこいい曲だったりなんでもできるアイドルになれるだろうし、そういうグループにしていきたいです!

 

聞き手:西澤裕郎(SW)
ライブ写真(1、2):藤島亮